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初花 吉原裏同心(五)
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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| 人気ランキング: | 152551 位
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第一作の衝撃はないけど
今回はタイトルのように「桜」に因む数章からなっています。間夫にだまされ自ら命を絶つ女。またお店の金を横領したのを女に罪をきせて逃れようとする手代。などなどいずれも当時の女性の地位や立場が察せられるようなエピソード。その間々には面子にこだわり探索を妨害したり容疑もかかっていない女郎を無理やり下手人にして手柄立てしようと企む幕府の面番所と、吉原の自治組織「四郎兵衛会所」の面々。もちろん“裏同心”である神森幹二郎と愛妻、貞女の存在も大きい。それにしても政治絡み(この場合は藩と役所)金・女・権力の3点セットは、500年後の平成でも変わっとらんなぁ。本作はなんとなく「初花から散り行く花まで桜の風情を盛り込みたい」という作者の思い入れがあるのか、一大ドラマ!っていう感じではないけれど、毎度引き合いに出すのも気が引けるが「水戸黄門」でも「暴れん坊将軍」でも分かり切った筋立てやこれまた予定調和的に解かりやすいラストシーン。楽しくないかっていえば楽しいでしょう?観てる(読んでる)間は。そんな風に読み進むうちに「そーだ、そーだ、前作ではこんなだった」とか「おお、四郎兵衛さんがまたシブイなぁ」とか、正直楽しいんですよ。佐伯ファンなら一読ください。
光文社
遣手 吉原裏同心(六) 清掻―吉原裏同心〈4〉 (光文社時代小説文庫) 枕絵 吉原裏同心(七) (光文社文庫) 見番―吉原裏同心〈3〉 (光文社時代小説文庫) 足抜―吉原裏同心〈2〉 (光文社時代小説文庫)
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