浅く広く
珍しく自分にとっては、少し読みやすい本だった。
この本の特徴として、文章は読者に語りかける感じになっていて、第1章から最終章の第10章までを広く浅く解説している。 そのため、第3章でも31ページしかない。第9章なんかは、12ページしかない。通読書と言った感じ。
第7章 解析力学は、他の解析力学本で理解できない箇所の参考になった。
ただし、初心者には適さないと思うし、弟8.9.10章ぐらいになると難しいうえに、数式がとても小さい。
微積分を学習してから、この本を読むと結構助かりますよ。
数学の素人には大変ありがたい本です。
潮『図解入門 よくわかる物理数学の基本と仕組み』(秀和システム、2004)→この本も持ってますが、、288ページに参考文献として『道具としての物理数学』(一石賢)が載ってます。。どちらも、そんなに違いはないような気がしますが、、
ブルータスよ、お前もか
やれ「自分のやりたい分野を見つけてからちゃんとした名著を読むのがよい」だの、「別の名著を使ってしっかりやるほうが遠回りなようで結局は近道になるのだと思います」だの、どうやら数物系の世界では相変わらず“名著信仰”が幅を利かせているらしい。高木やら小平やらランダウやらスミルノフやらポントリャーギンのような黴の生えた古文書をいまだに称揚し、これらの本を読破する苦行に耐えた者だけが選ばれた人間だ――というばかげたエリート意識である。その“名著”とやらが読めないから困ってるんだ、もっと基本的なところから学びなおしたいんだ、という多くの学生の素朴な欲求が、数学が一旦解ってしまった人間にはまったく届いていないのである。 そこで現れたこの「道具としての物理数学」。語りかけるような口調、解りにくい講義を一刀両断する批判、これこそぼくら学生の求めていた、名著信仰を打破する画期的な物理数学本だ!……と思ってこの本を買った人間は、少なからず失望することであろう。結局この本も、名著信仰の教典のひとつにすぎないからである。 “肝心の定理・法則の説明に入ると、とたんにそこいらの教科書の引き写し”とはすでに他のレビューに指摘されたとおりだが、他にも「本は、良い本を繰り返し繰り返し読むに限るね!(141ページ)」だの、一通り説明はしたからあとは演習書を買って勝手にやれだの……。この本には、読者に数学をどうしても解ってもらおうという気合が足りないのである。 この本では、読者は救われない。ただ、このスタイルで実際に励みになったという御仁もあるようだから、全くの悪というわけではないのだろうが……(それで星二つにしている)。
もっといい本はいくらでもある
一言でいえば、上滑りな本です。文章が会話調で書かれているのは数学の本としては貴重ですが、この本の特徴はそれだけです。 導入部は確かに面白そうな印象をもたせてくれると思います。しかし、肝心の定理・法則の説明に入ると、とたんにそこいらの教科書の引き写しに堕してしまい、せっかく会話体で書いている意義が薄れてしまいます。 つまずきがちな物理数学のヤマ場が、この本を読んだからといってみるみる理解できるかといえば、決してそうはならないでしょう。 もちろん、物理数学を理解することは確かに努力を要しますが、少なくともこの本(あるいはそこいらの教科書)を読んで、その結果余計な苦労をする必要はないと思います。 世の中には、もっと理解の助けになる本がたくさんあります。いくつか挙げますので、ご参考までに。 ・ 長沼『物理数学の直観的方法 第2版』(通商産業研究社、2000)…わかりやすい。学生の立場に立って、疑問点とその解消法を明確にしてくれる。一家に一冊。 ・ 岸野『今日から使える物理数学』(講談社、2004)…半会話調。説明に物理的必然性があり、なかなかためになる。 ・ 潮『図解入門 よくわかる物理数学の基本と仕組み』(秀和システム、2004)…図とともにうまくまとまっている。ちょっとした調べものに最適。 ・ 後藤ほか編『詳解 物理応用数学演習』(共立出版、1979)…素人にはオススメできない。解法のあんちょことして。
中途半端
大学入学当時、適当な物理数学の本を探していてパッと見良さそうだったので購入したが、記述がどれも中途半端でわかりにくく、いまいちだなぁという印象が残った。 物理数学をしっかりやるなら別の名著を使ってしっかりやるほうが遠回りなようで結局は近道になるのだと思います。
日本実業出版社
道具としての統計解析 道具としての微分方程式 物理数学の直観的方法 微分方程式で数学モデルを作ろう 図解入門 よくわかる物理数学の基本と仕組み―物理、工学のための数学入門 (How‐nual Visual Guide Book)
|